【インプラント】ソケットリフト併用インプラント(フラップレス)

[2014年06月13日]

今回は骨造成術(ソケットリフト)を併用して行ったインプラントの症例です。

 

インプラントの長さは通常10ミリ前後のサイズを使用しますが、上顎の臼歯部には、上顎洞という空洞があります。

その上顎洞が大きかったり骨がやせてしまって、骨の頂上から上顎洞までの骨の厚みが少なく、インプラントのネジを入れるだけのスペースがない場合に行う骨を増やす手術です。

 

今回、右上の臼歯部に1本のインプラントを埋入した症例です。

手術前の口腔内写真です。大臼歯が欠損しているため、日頃から右側では咬みにくかったとのことでした。

歯を失った原因は、虫歯によるものでした。

CT写真を撮影すると、10ミリの長さのインプラントを埋入したいのですが、骨の厚みが6ミリ程度しかありません。

このまま埋入すると、インプラントが上顎洞を突き破ってしまいますので、上顎洞に骨造成を行いました。

手術時の口腔内写真です。メスで大きな切開は入れずに、歯肉に必要最小限の穴をくり抜きました。

この方法は、骨の幅が十分にある場合に有効で、術後に腫れたり痛んだりすることはほとんどありません。

手術後に撮影したCT写真です。

丸い顆粒状のものが人工の骨になります。

手術から約半年後に撮影したCT写真です。

増やした骨が圧縮され、硬い骨になってきています。

上部構造はセラミッククラウンを装着しました。

見た目もきれいになり、しっかり咬めるようになって、とても満足して頂きました☆

 

 

 

 

 

 

 

 

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