【インプラント、審美歯科】天然歯とインプラントを組み合わせた審美症例:前歯部GBR併用インプラント
[2014年07月13日]
今回は前歯部の症例になります。
初診時の口腔内写真です。
患者様は30代の女性の方です。
・前歯部2本の色が気になる
・左上1番の歯が揺れていて痛みがある
上記を気にされており、前歯の色と歯並びを治してきれいにしたいと言われていました。
CT写真より、痛みのある左上1番は割れてしまっていたため、抜歯することになりました。
抜歯後はインプラントにて歯を回復し、両隣りの歯はオールセラミッククラウンにて治療することになりました。
手術時の口腔内写真です。
抜歯してから1ヶ月後に手術を行いました。
唇側の骨が凹んでいてボリュームがなかったため、GBR(骨造成術)で骨の量を増やしてインプラントを埋入しました。
手術後のCT写真です。インプラントの左側の白い部分が人工骨になります。
インプラント手術4ヶ月後に2次手術を行いました。
インプラント手術時よりも人工骨が吸収されて唇側の歯肉が少し凹んでいました。
歯肉のラインの変化の写真です。
それでも元の歯肉よりは膨らんでいます。
歯肉のボリュームを増やす場合は、歯肉の移植を行うことで膨らみますが、今回は患者様の希望(いまの状態で十分とのこと)で行いませんでした。
最終的な被せ物を装着した写真です。
歯並びと歯の色が改善し、満足して頂けました☆
治療期間は約6ヶ月でした。
術前術後の口腔内写真です。
今回の症例で私が個人的に気になったことは、以下の2点です。
・右上1番の天然歯と比べると、インプラントの方の歯肉がわずかに凹んでいること
・インプラントのアバットメント(土台)をチタン製(銀色)にしたため、金属色が透けて根元の歯肉の色が若干紫がかっていること
”普段の生活では根元の歯ぐきが見えないので気にならないよ”と患者様に言って頂けましたが、歯肉のボリュームは歯肉移植術、紫がかっている歯肉はオプションの白色のジルコニアアバットメントを使用することで改善できる可能性が高いです。
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