【インプラント、審美歯科】臼歯部インプラント治療とCAD/CAM冠の症例
[2014年07月24日]
今回は臼歯部1本のインプラント症例です。
患者様の希望は、左下のブリッジのダミー部分をインプラントにしたいというものでした。
ブリッジは、画像のように3本分の負担を2本で支えることになるため、かみ合わせの強い方は土台の歯が痛みやすく、寿命が縮まることがあります。あまりにも負担が掛かりすぎると、結果的に3本とも歯を失うこともあります。
治療前の口腔内写真です。
黄色の丸部分にインプラント治療を行います。
歯周病の初期治療が終わった後、インプラント治療を行いました。
手術前のレントゲン写真(パノラマ、CT)です。
直径4.3ミリ、長さ10ミリのインプラントを埋入するだけの骨の量が十分にあります。
手術時の口腔内写真です。
骨が十分にあったため、フラップレス(メスを使用せず歯肉を切開しない術式)で埋入しました。
手術時間は15分程度で終了しました。
この術式は術後の痛みや腫れが非常に少なく、患者様は痛みや腫れは全くなかったと言っておられました。
術後のレントゲン写真です。
下歯槽神経(赤い丸部分)から一定の距離を置いて埋入しています。
3ヶ月後にインプラント上部の被せ物を作製します。
歯肉の状態は、手術直後とほとんど変化がなく、とても良い状態でした。
インプラントの手前の銀歯の適合が悪かったため、インプラント治療後にCAD/CAM冠を装着しました。
術前術後の口腔内写真です。
今回は骨の横幅は十分にありましたが、骨の高さは周りと比べて少し凹んでいました。
このような場合、歯ブラシがインプラントの付け根にあてにくくて清掃不良になることがあるので注意が必要です。
定期的にインプラントのチェックを行い、トラブルを未然に防ぐ必要があります。
治療期間は4ヶ月程度でした。
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