インプラントと喫煙 【※注意※手術時の写真あり】
[2017年06月01日]
こんにちは。
院長小北です。
今日はインプラントと喫煙についてです。
先日、喫煙(20本/日)をされている患者様にインプラント治療を行いました。
術前の口腔内写真です。
一見骨がありそうに見えますが、、、
CT写真では手前の骨に穴が空いています。(赤丸部)
歯肉を切開した写真です。
CT写真の通り、ちょうどインプラントを入れたい位置に大きな穴が空いています。
(黒っぽい部分)
抜歯後の治癒不全で骨が回復せずに穴が残ったままになっていたと考えられますので、インプラントを埋入前に感染物質をキレイに掻爬しました。
インプラント体は穴を少し避けて埋入することができました。
紫色のインプラント体の横(写真では下側)に大きな穴が空いています。
穴の部分には骨補填剤を使用し、GBRを行いました。
そして、しっかり縫合して手術終了です。
手術は30分程度で終了しました。
通常なら1週間後にはキレイに傷口が治っているのですが、
白っぽくなっているのは、傷口が壊死しています。
通常、術後1週間程度は禁煙していただくのですが、我慢ができなかったようで、いつも通り喫煙されたとのことです。
喫煙により血管が収縮し、治癒不全が起こった状態です。
1週間後の写真です。
手前のインプラント体が歯肉から見えてしまいましたが、傷口は治っています。
インプラント体が露出すると、そこから感染してインプラントに悪影響を及ぼすことがありますので、インプラントと骨が結合する2〜3ヶ月の間は注意が必要です。
同様の症例はいままでに何度も経験してきましたが、喫煙は体に悪影響を及ぼしますね。
当院の過去の症例写真を使用してこ喫煙者と非喫煙者の比較の資料を作りました。
この写真を見ると、多くの方は禁煙しようと言ってくださいます。^ ^
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小北歯科クリニック
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