【インプラント】前歯部インプラント(歯肉移植術併用)

[2016年10月28日]

今回は、歯肉が不足している部位へインプラントを行った症例を紹介します。

最初の症例です。

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右下3番の歯は5年程前からこの状態でした。

度々腫れることはあったものの、なんとか保存的治療を行い、残してきました。

患者様にもがんばっていただきましたが、歯肉が腫れやすくなり、もたせるのはそろそろ限界になってきたため、抜歯してインプラントを行うことになりました。

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抜歯後、歯肉が治癒するのを待ってからインプラント手術を行いました。

歯肉だけでなく、骨もかなり少なくなっていました。

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インプラントは骨内から露出することなく埋入できましたが、歯肉が不足していましたので、歯肉移植術を併用してボリュームアップを図りました。移植した歯肉をはさんで縫合しています。

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手術から約4ヶ月後に最終補綴物(ジルコニアセラミッククラウン、スクリュー固定)を装着しました。

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いままでこの部位ではしっかり噛むことが怖くてできなかったと話されていましたが、これでしっかり噛めるようになりました。

他にも心配な歯はありますが、なんとか維持していきたいですね。

 

 

2例目も同じような症例になります。

こちらが初診時の写真です。

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左上2番の歯茎がやせてしまい、噛むと痛いとのことで来院されました。

歯はぐらぐら揺れており、保存するのは難しいと判断し、抜歯しました。

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抜歯した歯を見ると、歯には亀裂が入っていてて割れていました。

骨は限界までやせていましたので、骨の回復を待たずにインプラント手術を行うことになりました。

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歯肉を開くと、骨がかなりなくなっています。

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インプラントを埋入しましたが、骨が少なく、ネジの溝の部分が見えています。

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このままではいけませんので、人工骨を使用して骨を増やす手術を併用しました。歯肉のボリュームアップを図るため、歯肉移植術も併用しました。

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縫合後の写真です。

術前に凹んでいた歯肉のボリュームが増えています。

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半年後の2次手術時の写真です。

当初よりもかなり骨と歯肉が増えています。

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最終補綴物はe.maxオールセラミッククラウン(セメント固定)を装着しました。

歯肉のラインが若干下がっているのが悔やまれますが、これが限界でした。。。

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術前術後の写真です。

目立っていたしっかり噛めるようになり、喜んでいただけました。

 

 

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