【インプラント】下顎に8本のインプラントを埋入したインプラントフルブリッジ症例

[2014年09月28日]

今回はインプラントブリッジの症例になります。

 

患者様は、昔に入れた下顎ブリッジがぐらぐらして咬めないとのことで来院されました。

ブリッジを入れた当時はしっかり咬めていたそうですが、年々ブリッジが咬むたびに揺れてきて、最近では痛くて食事がしにくので、昔のようにしっかり咬めるようにして欲しいと希望されました。

初診時のレントゲン写真です。

下顎には15本のつながったブリッジが入っており、実際に残っている歯は前歯のみでした。

前歯が支えの中心になっていて咬む力の負担はすべて前歯が請け負う構造になっていましいた。

食物をつぶりたり、噛み砕いたりする奥歯がないと、このような構造のブリッジの寿命は短くなります。

また、赤丸部には、骨内に良性の腫瘍があることがわかりました。

今回は、インプラントを使用したブリッジにて治療をすることになりました。

 

まずは長いブリッジを撤去し、ぐらぐらしていた前歯を抜歯しました。

インプラント治療中は、専用の入れ歯を作製して使用して頂きます。

CTにて骨の料を確認し、歯肉が治癒した段階で、インプラント手術を行います。

 

手術時の写真です。

骨がある部位は歯肉を切開せずにインプラントを埋入し、骨の少ない部分は歯肉を切開して確実にインプラントを埋入しました。

 

手術後のレントゲン写真です。

腫瘍は避けてインプラントを埋入しました。

術後CTでも適切な位置にインプラントが埋入できていることが確認できました。

埋入から4ヶ月後にインプラントブリッジを作製しました。

ジルコニアを使用したスクリュー固定式のブリッジを装着しました。

治療期間は抜歯からインプラントブリッジ装着まで約10ヶ月程度でした。

 

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