【審美歯科】フルジルコニアクラウンを使用したブリッジ症例
[2014年04月11日]
今回は、最近非常に多いフルジルコニアクラウンを用いた症例です。
当クリニックでは、メタルフリーの治療を推奨しています。
自費治療の中でも比較的安価で丈夫なフルジルコニアクラウンは奥歯の治療に最適です。
”保険の銀歯は嫌だけど、高価なセラミックの被せ物は金銭的に難しい。”
”歯ぎしりをするので、いままでに歯や被せ物が欠けたことがある。”
”周りの歯の色に合わせなくても良いので、とりあえず安くて白い歯が良い。”
”歯を作るスペースがなく、銀歯しかできないと言われた。”
フルジルコニアクラウンを選択された患者様はこのように言われる方がほとんどです。
フルジルコニアクラウンは既製の4色の中から選んで頂けます。ご自身の歯に合わせて近い色を選ぶ形になりますが、周りの歯に合わせることはできません。(写真上)
色を合わせることはできませんが、周りの歯の合わせて歯にグラデーションを付けたり、歯のかみ合わせの溝に多少色付けすることは可能です。(写真左下:フルジルコニアクラウンステインタイプ)
周りの歯に完全に色を合わせる場合は、費用は若干高くなりますが、ジルコニアの上にセラミックを盛り上げて色を再現することが可能です。(写真右下:ジルコニアセラミッククラウン)
今回の症例は、右上3本の症例です。
患者様は、右上5番の歯の根が割れてしまい、その状態で数年保存していました。
徐々に歯茎が腫れて膿が出てくるようになり、歯が揺れてきたため、周りの歯を守るためにも抜歯をすることになりました。
抜歯後は、ブリッジによる治療を選択されました。
抜歯当日は見た目のこともあるので歯がない状態にはせず、仮歯入れて帰って頂きました。
そして歯を抜いた傷が治るのを1ヶ月程待ち、治療を開始しました。
フルジルコニアクラウンは、周りの歯の色に合わせることが難しいのですが、今回はステインタイプを使用し、違和感のない程度に仕上げることができました。
歯肉のピンク色をグレーにすると、歯の色がわかりやすいです。
最初の状態と比較するとこのような仕上がりになりました。
もともと抜歯した歯は透明感のあるメタルセラミッククラウンが装着されていましたが、透明感のないフルジルコニアクラウンでもきれいに治療が完了しました。
抜歯後2回程度で治療は完了しました。
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小北歯科クリニック
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